野外日記

アウトドアで気になったことを自由気ままに語ります。

角神湖畔青少年旅行村

新潟県阿賀町にある角神湖畔青少年旅行村。

 

日帰り入浴施設「かのせ温泉赤湯」が併設されている、コテージ泊とテント泊が楽しめるキャンプ場。

 

コテージ泊のレビューはちらほら見つかるものの、テント泊のクチコミがなかなか見つからない・・・。

期待半分、不安半分で実際に泊まってみたところ、想像以上に素敵なキャンプ場でしたので(完全に主観)、感想も交えて紹介したいと思います。

※2021年夏時点での情報です。

 

【おすすめポイント】

◆テントサイトから徒歩5分で温泉あり。一度入浴料を払えばチェックアウトまで入り放題!

 

◆かっちりと管理されたコテージとは逆で、テント場はオールフリーサイト。

自然の地形を生かしたキャンプを楽しめます。

快適性を追求したコテージ泊にも対応しつつも、自由気ままなテントサイトも持ち合わせた、なんとも面白いキャンプ場です。

 

広葉樹林に囲まれた自然豊かな林間サイト。個人的に針葉樹林は苦手なのでこれは嬉しい。

 

◆トイレ、炊事場が綺麗!ウォシュレットがあれば完璧だった。

 

 

赤湯に到着。まずは赤湯入り口脇にあるキャンプ場窓口で受付。

f:id:wanaigozu:20210920145620j:plain

赤湯 写真には写っていませんが、温泉入り口の脇にキャンプ場受付があります。

今回は家族4人でキャンプ。大人一人1,000円、子供(小学生)一人300円、テント&タープ一張500円。合計2,100円でした。

 

キャンプ場利用者は、一回分の日帰り入浴料を払えば入浴手形が渡され、何度でも入浴可能とのことでしたので、入浴料の支払いも受付時に一緒に済ませました。

 

f:id:wanaigozu:20210920150440j:plain

受付でもらえる案内図、、、ざっくりすぎますが、嫌いではありません。

f:id:wanaigozu:20210920150554j:plain

当然ですが、直火は禁止。手持ち花火はOK

受付を済ませたら、いよいよキャンプ場内へ。

 

テントサイト近くまでは舗装道路が続きます。

f:id:wanaigozu:20210920150732j:plain

ここから先はキャンプ場利用者のみ進入可

案内看板。

f:id:wanaigozu:20210920150958j:plain

紙の案内図よりは分かりやすいかな。。。
f:id:wanaigozu:20210920170523j:plain
f:id:wanaigozu:20210920170529j:plain
f:id:wanaigozu:20210920170536j:plain
自販機はソフトドリンクのみ。酒の調達は事前にお忘れなく。ゴミはセルフでゴミステーションへ持ち込むことで引き取ってもらえます

坂を登りゴミステーションを過ぎると、まずはコテージエリア。

 

リッチにコテージ泊もしてみたいけれど、今回は更に奥のテントサイトへ進みます。

f:id:wanaigozu:20210920151129j:plain

コテージが見えてきた


奥のコテージ付近には森のステージ。炊事場が併設されており、コテージ利用者とテント利用者の両方が使える場所にあります。

 

テーブル、椅子がたくさんあり、雨天時に重宝しそうです。

f:id:wanaigozu:20210920152728j:plain
f:id:wanaigozu:20210920152724j:plain
森のステージ

森のステージから先、バーベキュー場からキャンプファイヤー場にかけて広がるテントサイトはこんな感じです。

f:id:wanaigozu:20210920160818j:plain

f:id:wanaigozu:20210920160807j:plain

バーベキュー用東屋付近から見たテントサイト

緩やかな斜面に広葉樹林(時々松の木)の木漏れ日に照らされたテントサイトが広がります。

想像以上に素晴らしいロケーション。

 

平らな場所はそんなに多くはないですが、だからこそ隣と近接せずゆったりと張ることが出来るかと思います。

ファミリーキャンプで10張くらいは張れるでしょうか。

 

また、自分の思うようにセッティングすることができるのも区画整理されていないフリーサイトならではです。

f:id:wanaigozu:20210920151609j:plain
f:id:wanaigozu:20210920151924j:plain
バーベキュー用東屋はこんな感じ。
f:id:wanaigozu:20210920151927j:plain
f:id:wanaigozu:20210920151754j:plain
電灯あり。あまり使う人はいないかな

さらに道を進むと、コテージエリアの華やかさから一転、いい意味で静かなテントサイト奥へ入っていきます。

f:id:wanaigozu:20210920162341j:plain
f:id:wanaigozu:20210920162350j:plain
奥のトイレと炊事場
f:id:wanaigozu:20210920162733j:plain
f:id:wanaigozu:20210920162740j:plain
f:id:wanaigozu:20210920162727j:plain
何年か前にリニューアルしたのか、トイレ内は清潔。ウォシュレットは無し
f:id:wanaigozu:20210920163359j:plain
f:id:wanaigozu:20210920163405j:plain
炊事場も綺麗に管理されています

f:id:wanaigozu:20210920165304j:plain

奥のトイレから道を挟んで反対側には、斜面を切り拓いた段々斜面があります。
道からは丸見えですが、高台になっているので眺めが良い上にトイレ・炊事場が近く、ソロ~少人数のテント場にぴったり。

奥のトイレと炊事場を抜けると、最奥のテント場へ。

f:id:wanaigozu:20210920163949j:plain

 最奥のテント場。右側平場の5~6張くらい張れそうなスペースには既にキャン
パー達が。

さらにその奥には、大型遊具。ここで行き止まりです。

f:id:wanaigozu:20210920164231j:plain
f:id:wanaigozu:20210920164225j:plain
大型遊具。テントを張るのは禁止です。全体的に傷みがあるので使用は自己責任ですかね

さて、一通りテント場をチェックしたので、そろそろ場所の選定へ。

f:id:wanaigozu:20210920164455j:plain

大型遊具から引き返します。最奥のテント場が一番平らで快適そうですが、すでに埋まってます。
右側斜面の段差を利用したテントサイトはソロキャンプにちょうどよさそう。
バイクツーリングの方々が張っていました。

我が家のねぐらは、奥のトイレ・炊事場から少し下った斜面にところにあるこぢんまりとした平場に決定。

 

荷下ろしのために近くに路駐し、荷下ろし後、車は駐車スペースへ移動。

 

このサイトは頑張れば2組張れそうですが、基本的には1組使いかと思います。

f:id:wanaigozu:20210920164951j:plain

写真だと全体的に平らに見えますが、テントと蚊帳タープ以外の場所は斜面です。

f:id:wanaigozu:20210920170111j:plain

我が家のテント場からみたキャンプファイヤー場方面。マイナスイオンたっぷり。
小沢を挟んだ向こう側はキャンパー達でにぎわっています。

 

温泉入ったら、お楽しみの焚火タイム。

f:id:wanaigozu:20210920173711j:plain

奥に見える光は、先ほどの写真のキャンパー達のランタン。
すぐ近くにコテージがあるとは思えない静かなキャンプが楽しめます。
f:id:wanaigozu:20210920173715j:plain
f:id:wanaigozu:20210920173718j:plain
夜の炊事場とトイレ。トイレ室内はセンサーライトなので安心。

翌朝、チェックアウト時に赤湯温泉に入って帰路につきました。(温泉は10時から。もちろん入り放題に含まれます。)

 

焚火臭くなった身体を綺麗さっぱりしてから車に乗れるのも、このキャンプ場ならでは。

f:id:wanaigozu:20210920174410j:plain

帰ります。

ネットの古いクチコミでは、寂れたテントサイト・・・などと書かれていた角神湖畔青少年旅行村ですが、それは昔の話かと。

 

少なくともトイレ、炊事場はとても綺麗に整備されており、スタッフの方もとても親切で気持ちよく利用できます。

 

早い者勝ちで自然の地形を生かしたワイルドなフリーサイトは、賛否あるかと思いますが、それを含めてキャンプの醍醐味を味わえる素晴らしい施設だと感じました。